1年前、久々にブログを始めようと思ったときに初めてWordPressのことを知りました。
勉強感覚で始めたWordPress。トラブルに対応したり、本やネットのお勧め情報をもとにプラグインをインストールしていたところ、結構な数に増えてしまいました。
そもそもプラグインに対する認識が間違っていたのも問題で、、、
大雑把に言うと、WordPressは必要なプラグインを追加して『育てるアプリ』という感覚でした。
ロールプレイングゲームのごとく、装備を増やしてレベルアップ! みたいな…。
みんな違って、みんなイィ!
装備が増えれば強くなり、装備内容によって個性が出せると思ったいたので、まさかプラグインが増えることでサイトの負担になるとは思ってもいませんでした。
WordPressが出始めた頃なら、そんな考え方にも一理あったのかもしれません。
でも、WordPressがバージョンアップを繰り返すうちに、以前はプラグインで対応していた機能が標準装備されているケースが増えています。
また、私は以前からテーマ『Cocoon』を使っていますが、Cocoonにはプラグインに匹敵する機能がたくさん組み込まれています。
つまり、初心者は知らず知らずのうちに不要なプラグインをインストールしている可能性が高い!ということです。
ネットで見たから…、本に書いてあったから…、というだけでインストールしていると、実は役に立つどころかサイトの負担になっているのかもしれません。
はじめてサイトを立ち上げてから1年。
WordPressのバージョン、利用するテーマ、サイトの内容などは人それぞれで、有名なプラグインだからといって、必ずしも必要ではないということが、やっとわかってきました。
そこで、プラグインの内容を見直して、整理することになりました。
こちらの記事は、整理内容の記録です。
サイト運営系
Akismet Spam Protection ・・・スパム対策
「Akismet」は、スパム対策用のプラグインです。
WordPressをインストールするとデフォルトでインストールされているので、いかにも必須のアイテムに見えますが、実際はどうなのでしょう?
使用[する or しない]?
スパム対策が必要になるのは次の場合です。
最近ではコメント欄を閉じているサイトが増えているようですが、お問い合わせフォームに関してはアフィリエイト審査の基準にもなっているため、設置している人が多いでしょう。
ところが Akismet は、商用利用のサイトは無料での使用は認められていません。
サイト内にアフィリエイト広告を設置している場合は商用利用に当てはまるため、Akismetの無料使用は規約違反になってしまいます。
私が運営中のサイトはアフィリエイト広告を使用していることもあり、そもそも無料で利用することはできませんでした。
ということで、、、
Akismet は削除しました!
[お問い合わせフォーム]のスパム対策は?
後の項目でも取り上げますが、
問い合わせフォームを手軽に作れるプラグインでは Contact Form 7 が有名です。
ところが、この ContactForm7 を使うと海外からのスパムメールが増えます。
弱小サイトでさえ例外ではありませんでした。
そのため、Akismet を使わない場合は別の対策が必要になります。
たとえば、
などの対応が考えられます。
Contact Form 7・・・問い合わせフォーム作成
「Contact Form 7」は、簡単に問い合わせフォームを作成できるプラグインです。
問い合わせに対する自動返信機能などもあり、便利なプラグインとして人気があります。
使用[する or しない]?
WordPress関連の書籍を開けば必ずと言っていいほど紹介されているこの ContactForm7 ですが、最近になってこれに代わる機能があることを知りました。
それが、 Google Forms です。
GoogleFormsは、Googleが提供するアンケート作成・管理ソフトです。
こちらならプラグインに頼る必要がなくなり、サーバーの負担を減らせるということで乗り換える人が増えてるようです。
それとは別に、総合プラグインの JetPack にも問い合わせフォームを作成する機能があります。
初めて作ったサイトでは ContactForm7 を使ってましたが、個人的には JetPack のほうが手軽だと感じて、このサイトの問い合わせフォームには JetPack を使っています。
ただ、現在 JetPack の『多機能ゆえの重さ』と『多機能ゆえの便利さ』のどちらを取るかで悩んでる最中なので、GoogleForms を利用するとなれば、JetPackを使う理由がひとつ減ります。
もちろん問い合わせフォームを作らないサイトなら、ContactForm7 は必要ありません。
(追記)スパム対策のため、問い合わせフォームにクイズを設置することにしました。その設定がとっても簡単だったので、ContactForm7を使うようにしました。
今はContactForm7を使ってます!
SiteGuard・・・セキュリティ強化
「SiteGuard」は、セキュリティーを強化してくれるプラグインです。
導入すると、ログインページの変更、かな入力による画像認証の設定など、WordPressのセキュリティーを強化することができます。
使用[する or しない]?
Cocoon公式でも導入を推奨しているプラグインで、削除する理由が見当たらないので使い続けています。
サイトを守る要!
継続して利用予定です!!
Jetpack … 多機能(アクセス解析、SEO対策、サイトマップなど)
「Jetpack」は、セキュリティやアクセス解析、SNSへの投稿通知など、さまざまなツールがパッケージングされたマルチなプラグインです。
SEOに欠かせないXMLサイトマップを作成したり、サイトデザイン用のツール(追加ブロック)も入っています。
ContactForm7の項目でも触れましたが、問い合わせフォームを作ることもできます。
使用[する or しない]?
サイトを立ち上げたばかりの状態だと、1つのプラグインで多くの機能を補ってくれる Jetpackのような多機能プラグインは重宝します。
ところが、
それぞれの機能に特化した専用のプラグインに魅力を感じ始めると、多機能プラグインと重複する機能が増えてくるという矛盾を抱えることになります。
また、テーマに付随していたり、Googleアナリティクスのように、プラグインに頼らなくても良い機能もあります。
特に JetPack はサーバーを重くするとしてよく名前の挙がるプラグインです。
初心者用の書籍にも良く登場するので、「インストールして当たり前」くらいの感覚の人もいるかもしれません。
本当に必要かどうか、検討の余地あり!のプラグインです。
Jetpack、絶賛お悩み中…
UpdraftPlus・・・バックアップ
「Updraft Plus」は、Webサイトのデータを定期的にバックアップするプラグインです。
ネットなどを見ると、バックアップのプラグインとしてはこの「UpdraftPlus」と「BackWPup」の2つが人気です。
バックアップに関しては、レンタルサーバーで機能が用意されていることがあります。
前に使っていたロリポップ! のライトプランはバックアップがオプション(有料)でした。
エックスサーバー のスタンダードプランに替えたところ、バックアップ機能はプランに含まれまていました。
サーバー側のバックアップ機能だけで十分と考えるか、プラグインも使って二重で備えるかは運営者次第になります。
エックスサーバーのバックアップオンリーにしました。
WP Multibyte Patch・・・文字化け回避
「WP Multibyte Patch」は、日本語による文字化けを防ぐプラグインです。
WordPress4.x系までは初期状態で装備されていた機能でしたが、WordPress5.x系では付属しなくなりました。
WordPress は英語圏で作られたソフトウェアのため、基本的な構造、機能が1バイトのデータで表現する英語が標準になっています。
WP Multibyte Patchは日本語利用時のバグ修正・機能強化などを行うプラグインなので、日本語サイトを作るなら導入しておきたいプラグインです。
WP-MultibytePatchは
最初にインストールして地味に稼働中…
便利なツール
トラブル回避や運営の手間を省略してくれるプラグインです。
EWWW Image Optimizer・・・画像サイズの最適化
「EWWW Image Optimizer」は、画像のサイズを自動的に最適化します。
インストールさえしておけば裏方で活躍してくれるプラグインですが、そもそも画像をアップロードする前に圧縮するのが習慣になっている自分にとっては必要ないと判断しました。
EWWW Image Optimizer は
インストールしていません!
Broken Link Checker・・・リンク切れチェック
「Broken Link Checker」は、サイト内の内部リンクと外部リンクのリンク切れを見つけるプラグインです。
そのうち必要かな?と思っていますが、記事数が少ないので、今のところ様子見しています。
しばらく様子をみるブー
CategoryOrder and TaxonomyTermsOrder … カテゴリ整理
「Category Order and Taxonomy Terms Order」は、カテゴリの順番をドラッグ&ドロップの簡単操作で並べ替えができるプラグインです。
Cocoon公式でお勧めのプラグインです。いずれインストールしようと思っています。
もう少し記事が増えたら
インストールする予定ピョ!
Regenerate Thumbnails・・・サムネイルを再生成
「Regenerate Thumbnails」は、すでにWordPressにアップロード済み画像のサムネイルを一括で再生成してくれるプラグインです。
途中でテーマを変えたり、プラグインの働きなどによって強制的に画像がリサイズされた場合、元の画像とは比率が変わり、表示が崩れることがあります。
そのような時にこのプラグインを使うと、あらためてサムネイルを作成し直してくれます。
Cocoon公式でもお勧めしているプラグインです。
Regenerate Thumbnails は
アップロードした画像を編集した後にも再生成が必要だしねー
編集系
記事作成に役立つプラグインです。
TablePress・・・表作成
「TablePress」は、記事の中に表を作成できるプラグインです。
WordPressの標準ブロックの中にもテーブルブロックは用意されていますが、このTablePressを使ったほうが細かい編集ができ、管理も簡単です。
Excel、CSV、HTMLのデータをインポートおよびエクスポートができるのも便利です。
TablePress は便利なので、継続利用中!
アフィリエイト
Site Kit by Google・・・Google関連ツールの一括管理
「Site Kit by Google」は、Google-Anaytics、Google-SearchConsole、Google-Adsenseなど、Google関連のツールを一括で管理し、WordPressと関連付けるプラグインです。
WordPressのダッシュボードで管理できるようになって便利なことと、アナリティクスなどの導入に必要なコードを自動でサイトに挿入してくれるので、あらゆる手間が軽減されます。
使う時だけ有効化
時々訪れるカスタマイズや修正作業に便利なプラグインがあります。
常に有効化しておく必要が無いものはインストールだけしておいて、[有効化/無効化]を切り替えれば十分かな?と思って、無効化のまま放置しているものです。
Code Snippets・・・「function.php」操作
「Code Snippets」は、WordPressのカスタマイズのためにfunctions.phpに安全にコードの書き込みができるプラグインです。
WordPressに独自の機能を追加する場合、新たなプログラム(ソースコード)をfunctions.phpに追加します。
functions.phpはサイト全体を動かすことに影響するため、間違った使い方をするとサイトが動かなくなることもあります。初心者は、こうした専用プラグインを使ったほうが安全です。
Better Search Replace・・・文字列置き換え
「Better Search Replace」は、WordPressのデータベースから文字列を検索して一括で置換できるプラグインです。
テキストの他、HTMLやCSSのコードの書き換えも可能です。
同じように一括置き換えができるプラグインでは「Search Regex」があります。
インストールしていないプラグイン
ネットや書籍ではお勧めされることの多いプラグインの中で、実際には必要ないことがわかってインストールしなかった、もしくは削除したプラグインです。
Cocoonで「お勧めしない」プラグイン
- All in One SEO Pack
SEO対策用プラグインです。
CocoonのSEO機能で充分だったため外しました。
- Word Balloon
記事の中に吹き出しを表示させるプラグインです。
バリエーション豊富な吹き出しが使えるのでインストールしましたが、Cocoonの吹き出しで十分だったため外しました。
- Table of Contents Plus
目次作成プラグインです。
Cocoonには目次作成機能が備わっているのでインストールしませんでした。
WordPress機能との重複を避けたプラグイン
WordPress未対応の機能を補完するためにインストールしたプラグインで、その後WordPressの対応が追いついたために削除したプラグインです。
- WP Add Mime Types
WordPressにMIMEタイプやファイル拡張子を追加するプラグインです。
楽天アフィリエイトでダウンロードできる商品画像がWebp形式です。WordPressではWebP未対応だったため、プラグインで対応しました。
2021年7月にリリースされたWordPress 5.8以降はWebPを正式にサポートするようになっていたことを知り、外しました。
- XMLサイトマップ作成プラグイン
SEO対策に必要なXMLサイトマップですが、WordPress5.5以降は「XMLサイトマップ機能」が標準装備されるようになりました。
まだまだプラグインほどの機能ではないようですが、小さなサイト運営なら十分かな?という感覚で、プラグインを入れずに今後の動向に注目しています。
参考HP
まとめ
プラグインごとの役割や重複している機能を調べた結果、最終的に残ったものは次の通りです。
かなりスッキリしました。