この度、レンタルサーバーを変更して新たなドメインを取得しました。それまでの経緯と変更作業について、記録しておこうと思います。
最初にロリポップを選んだワケ
コロナ禍で暇を持て余していた頃、久しぶりにブログでも始めようかと思い立ちました。
実は、10年以上も前にホームページもブログもかじったことはありますが、久々の復活ということで世の中の様子をリサーチしてみたところ、驚きの連続でした。
ブログってオワコンなの!?
ホームページビルダー、使わないの?
は? WordPressって何???
有料サーバー使うのが当たり前なの?
「ここはどこ? わたしは誰?」の世界です。
利用者の立場から運営の立場へと目線を移すと、こんなにも世界が違って見えるとは、、、
カルチャーショックの連続でした。
そんな衝撃もあって、何冊かの本を手に取りました。
これらの本では実際に自分のサイトをオープンするまでも紹介していて、登場するサーバーは次の3つでした。
ネットでは他にも沢山のレンタルサーバーを見つけられますが、風呂敷を広げすぎても悩むだけなので、まずはこの3つに絞ることにしました。
とはいえ、超初心者の自分には比較表に並ぶ単語が意味不明。
機能の優劣もわかりません。
結局は、価格! 最終的な判断基準は「安さ」に落ち着きました。
そもそもWordPressがどんなものかわかってなかったし、更新が続けられる自信がない。
なんでも、ブログを始めた人の中で1年間継続する割合は10~20%程度らしいです。
自分がどちらに入るかの確率を考えると、それはもう… (^^ゞ
それに、どんなに機能が充実してても使いこなせなければ意味がない。
それなら、最初は安くてシンプルなプランで十分だろう…と考えました。
3つのレンタルサーバー中で
「WordPressが使えて、一番安い月額料金は?」
という目で見ると、ロリポップ! のライトプランになりました。
ロリポップのライトプランは、月額料金がワンコイン以下でも12か月以上の契約をすれば『ドメインずーっと無料』のサービスが適用されたので(現在はコース設定が変わっています)、初心者には嬉しいプランになります。
キャンペーンも頻繁に行われているのでチェックは必要ですが、「始めたい」と思った時が一番の始め時でもあるので、とにかく契約してみました。
1年間のサーバー使用感覚
さて、ロリポップとの契約が済むと、早速WordPressでサイトをオープンしました。
無料ブログサービスを使うのとは違って自分で設定することも多く、「WordPressって大変…」というのが最初の印象でした。
とはいえそれはWordPressでサイトを作る大変さで、サーバーに関して何かの不満を感じることはありませんでした。
ライトプランとはいえ、細々と運営する個人ブログでは、速度に影響するようなアクセスがあるわけでもないので、「何か問題でも?」というようなノープロブレム状態でした。
なので、これからWordPressでブログを始めたいと思いながら一歩手前で悩んでる人にとっては、最初の一歩を踏み込みやすいという点で、ロリポップはかなりお勧めです。
2022/06/22からは「WordPress同時セットアップ」機能で
ますます初心者に優しくなってるピョ!
なぜサーバーを変えようと思ったか?
サーバーを借りてから1年近くが経過し、そろそろ更新という時期になって、サーバーを変えることにしました。
一番のきっかけは「サイトを作り直したい!」と思うようになったことでした。
『初心者あるある』らしいね…
最初はWordPressの使い方で苦労しましたが、更新を続ければそれなりに慣れてきます。
そうなると欲も出てきますよね。
『家は3回建てないと理想の家にはならない』と言いますが、それと同じ。
最初は勢いと高揚感でイケイケGo!Go!だったけど、
落ち着いて見返すと「あれ?」と気づく感じです。
勉強のために回ったサイトを見ればみるほど「あーすれば良かった…」「こーすれば良かった…」と後悔し、それが蓄積されて我慢できなくなってきたんです。
作り直すくらいなら新しいサイトを作ろう!と思い始めた時に、ムームードメイン でキャンペーンがあり、勢いで2個目のドメインを取得しました。
ところが、後になって意外なことがわかりました。
実は、ロリポップのライトプランでは、データベースが1個しか作れません。
コース比較表には書いてあっても、
自分には関係ないと思ってました。
な~んて書いてみましたが『1サイトに1DB』なんて、実際に2個目のサイトを作ろうと考えるまで知りませんでした。
プランを変えるという手もあります。
- ライトプランを継続する。(2つのサイトを1つのDBで管理し続ける)
- スタンダードプランに変更する。(データベース50個までOKになる)
- 新しく登場したハイスピードプランに変更する。(新設のコースで内容充実)
ロリポップを続けるなら、この3つが選択肢になりました。
実は、2022年4月27日15:00以降からは「ドメインずっと無料」の対象プランがハイスピードプラン、エンタープライズプランの上位コースに変更されてしまいました。
そのため、これからロリポップを初めて契約する人にとっては『ハイスピードプラン』が一番『お得度』が高めですが、私のように、適用条件が変更される前から契約していた場合は、引き続きドメインを無料のまま使えるライトプランでいるほうが『オイシイ』気がします。
一応ライトプランからスタンダードプランに変更した場合はどうなるかサポートに確認したところ、コースを変更しても無料のドメインはそのまま使えるとの返事でした。
こうして整理して書いてみると、ライトプランのままでも全く問題なかったかもしれないと、今でも思うほどです。
ところが最後に決め手になったのが、『ドメインずっと無料』でした。
というのも、『ドメインずっと無料』で取得したドメインは、後から変更できなかったからです。
変な話、スペルを間違えて登録しても修正できないってことですね。
実際には、最初に設定したドメインとブログの中身が合わなくなってしまい、ドメインの変更を考えました。
それが変更できないとわかり、モヤモヤ、モヤモヤ…とストレスが溜まる一方に。
ブログを作り直したい。ドメインを変えたい。
そこへ更新時期が近づいています…。
エックスサーバーを選んだ理由
ロリポップでプランを変えるなら、他でも内容を見てみようと思い、エックスサーバーを覗いてみました。
ロリポップと比べると月額料金が高いイメージだったエックスサーバーですが、1年間の経験もあってか、初めてプランを見た時よりも「高い」とは感じなくなっていました。
例えば、スタンダードプランでもDBは無制限、ロリポップではオプション扱いのデータのバックアップ機能もプランに含まれています。また、契約期間中は1個のドメインが無料で使えます。
キャンペーンを上手く使えば、もしかすると全体的な使用料は大差ないかも…と思い始めました。
すると、またいい具合に『半額キャッシュバック』キャンペーンが実施中で。。。
「キャンペーンを使って36か月間の契約をすれば、ロリポップの上位コースよりも安くなる?」
電卓を叩きながら皮算用しているうちに、サーバー移転の手引きを見つけました。
そこでは、エックスサーバーで用意した『WordPress簡単移転』の機能を使えば、以前よりもサーバーの移転は簡単になっていると紹介されていました。
そうすると、新しく作ったばかりの2個目のドメインを残した上で、新しいドメインを無料で取得できることになります。
また、トラブルに備えて新旧サーバーの契約が重なる期間を設けると良いとも書いてあり、これがまたナイスなタイミングで、ロリポップの契約期間が残り1か月という時期でした。
こうして、様々な状況が重なって「今が変える時期だ!」と急激に気持ちが変化したこともあり、夜中に決断してしまいました。
サーバー移転の流れ
エックスサーバーには『WordPress簡単移行』の機能が用意されています。
これを使えば、移転作業は必要な項目を入力するだけでした。
WordPress簡単移行機能を使って移転作業をする
大まかな移転作業は次の通りです。
- エックスサーバーと契約する。
- エックスサーバーの設定パネルで、
利用予定のドメインを[ドメイン設定]で追加登録する。 - 「2」で追加したドメインに対し、『WordPress簡単移行』機能を使って、移転元サーバーにあるホームページデータを、エックスサーバー側へアップロードする。
- エックスサーバーの設定パネルで、移転したドメインの独自SSLを設定する。
- 継続使用するドメインとエックスサーバーを紐づける。(ネームサーバー変更)
- 新サーバーでの動作を確認後、旧サーバーの契約を終了する。
(余裕をみて1か月ほどの期間は重複契約にしておく予定です。)
『WordPress簡単移行』機能を使わない場合、自分自身で旧サーバーのデータをコピーし、新サーバーにアップロードして…という面倒な作業があります。
そんな手間もなく、必要事項の入力だけで移行作業が完了できるので、かかる時間も本当に短いものでした。
あとは、時期を見てロリポップとの契約を解除するだけでした。
まとめ
ロリポップからエックスサーバーへ移転する顛末をご紹介しました。
新しい機能のおかげで、数年前に比べて格段に簡単な操作で移行作業ができるようになっていたので、時期的にも良かったと思います。
「移転したいけど作業が面倒で…」と戸惑っている方には、エックスサーバーの『WordPress簡単移行』機能の利用がおすすめです。