あれ? Jetpackって必要ない?

Jetpack』は、WordPress初心者が導入すべきプラグインとして、必ず名前のあがるプラグインですね。

セキュリティやSEO対策に便利だということで人気ですが、その他にも、パックと言うだけのことはある便利なツールがひとまとめになった多機能プラグインです。

ところが、サイト運営に余裕が出てきて見返してみると、

「あれ? Jetpackって、、、必要なくない?」

と思うようになりました。

Jetpackとは?

ここで一度、Jetpackとはなんぞや?ということを整理したいと思います。

Jetpack

WordPress セキュリティやパフォーマンスからマーケティングやデザインまで、さまざまなツールをご用意。Jetpack は WordPress のエキスパートによって作成された、WP サイトの安全性を高め、高速化し、トラフィックを増やすためのプラグインです。

WordPress.org-プラグイン-Jetpack

WordPressを始めた当初は判らないことだらけで、本やネットを頼りに複数のプラグインをインストールしましたが、Jetpackもそのうちのひとつでした。

当時の感覚では、「本を読んでたら、セキュリティのために”じぇっとぱっく”とかいうプラグインを入れるように書いてあったから入れたよ~」くらいのノリですね。

有効化したときに自動でなにかしらの設定が行われたようですが、「有効化された!」という事実だけで安心し、何が行われて何に安心なのか?など、細かいことまでは考えずにいました。

ところで、1年もWordPressと付き合えば、おのずとプラグインの数も増えていき、こんなに増えちゃっていいんだろうか?と心配になります。

「プラグインの数、最適」で検索してみると、大体10~15個くらいが理想的で、できれば20個は越したくないといった感じですかね?10個以内に収まればかなり優秀なのかもしれません。

そこで、サーバーを移転して心機一転という段階で、これまでインストールしたプラグインの整理をすることにしたのですが、ここで初めて「Jetpackって凄いな!」と思いました。

まさに「必要な機能を詰め込んだプラグイン」です。プラグインの数を極力減らしたいなら、こうしたオールインワンタイプのプラグインはとっても便利です。

デメリットをあげるなら、それぞれの機能は「広く浅く」といったもので、高度な設定はできないケースがほとんどです。

そして致命的なデメリットとしては、初期の頃に導入したプラグインのため、余りある機能を理解しないまま放置している・・・という、まさに1年経って「このプラグイン凄い!」と言ってるような人間が居るということでしょう。

Jetpackで出来ること

設定項目はJetpackの設定画面で見ることができます。

セキュリティ

  • 24時間サイト監視(不正アクセス対応)
  • マルウェア対応
  • 自動バックアップ
  • スパム対応
  • 総当たり攻撃からの保護
  • 二段階認証でログインのセキュリティ強化
  • プラグインの自動更新
  • その他

「マルウェア」というのは、悪意のあるソフトウェアを総称する言葉です!

英語:malicious(マリシャス:悪意のある)+software(ソフトウェア)

パフォーマンス

サイトを高速化するための機能

  • Google AMP との連携でモバイルサイトを高速化
  • 画像を最適化し、CDNから配信して自身のサーバー負荷を軽減し、高速化
  • その他

サイトアクセラレーターをオンにすると、
画像データなどはCDNを使って配信されるようになります。

CDN (Contents Delivery Network)は、大容量のデジタルコンテンツを安定的に配信できるように構築されたネットワークのことだよ。

執筆

使いやすいデザインツール

  • Jetpackブロックでコンテンツの充実を図る
    • ギャラリーやスライドショー
    • お問合せフォーム
    • oEmbed のサポート(FacebookとInstagramの画像、投稿、リンクを埋め込む)
  • その他

共有

コンテンツをSNSで共有することで、新規訪問者を獲得

  • ブログ投稿をSNSへ自動公開
  • SNS共有ボタンの設置
  • 「いいね」ボタンの設置

ディスカッション

成長を後押しする強力なツール

  • メール管理
  • 「購読」機能

トラフィック

SEO対策

  • サイト統計情報と分析
  • 検索エンジンの最適化
  • 関連コンテンツを自動表示
  • XMLサイトマップの自動作成

必要のない機能、機能重複するプラグイン

改めてJetpackの機能を並べてみると、実に充実したラインナップですね。

ところが、実際には機能を「オン」にしてないものや、個人的には必要ないものが混ざっていることもわかります。

例えば、サーバーのサービスやテーマの機能として搭載されている機能は、わざわざプラグインをインストールする必要がないからです。

このサイトではテーマのCocoonを使っています。Cocoonには、関連コンテンツの自動表示やSNS共有ボタンなどは、最初から機能として含まれています。SEO対応もバッチリです。

サイトの自動バックアップなら、今回エックスサーバーにサーバーを移転したため、プランの中に含まれるようになりました。

また、ひとつひとつの機能には専用のプラグインも出回っているので、より使い勝手の良いものに替えるのもひとつの手段です。

代替えプラグイン

Jetpackの機能を別のプラグインに替えるなら…ということで、簡単に一覧を作ってみました。

機能参考代替えプラグイン
自動バックアップデータ保護BackWPup
マルウェア対応悪意あるソフトウェア対応Site Guard WP Plugin
スパム対応迷惑メールSite Guard WP Plugin
ブルートフォースアタック
(総当たり攻撃)対応
不正アクセスSite Guard WP Plugin
ログイン監視メール通知Site Guard WP Plugin
ログイン強化二段階認証Site Guard WP Plugin
プラグイン自動更新WordPress
画像の最適化EWWW Image Optimizer
CDN配信
モバイルサイト高速化AMP利用テーマCocoonで設定可能
サイト統計情報と分析アクセス解析Google Analytics
SNS連携
XMLサイトマップ作成XML Sitemaps
ギャラリーMeta Slider
スライドショーFoo Gallery
お問い合わせフォームContact Form 7 
Facebook、Instagram埋め込み

WordPressそのものが進化しているので、バージョンアップによって増えた機能もありますし、テーマで対応できる機能もあります。

プラグインに関しては、ザッと並べただけで8個ほどの代替えプラグインがあります。

逆に言えば、Jetpackひとつで8個分の働きをしているということですが、実は知らずにインストールしているプラグインもありました。

「被ってる!」というものについて中身を比較してみると、これが微妙にそれぞれの良さがあり、足して2で割りたい感じでした。

気になる画像CDNの制限事項

アップロードした画像は、サイトアクセラレーターを有効化するとJetpackが画像を最適化し、静的ファイル (CSS や JavaScript など) と一緒に画像CDN (旧称 Photon)にホスティングされます。

自分のサーバーの負荷を軽減するということで、なんとなくありがたいサービスのようにも思えますが、公式サイトの『制限事項』に目を通すと、結構ややこしいことが書かれています。

例えば…

  • キャッシュの無効化なし。現在、静的アセットは、使用している WordPress、Jetpack、WooCommerce の公開バージョンに紐付いています。画像については、画像を「再読み込み」するとき、ファイル名の変更が必要になります。ランダムなクエリー引数を追加する方法はキャッシュバスターとして知られ、ごく一般的なキャッシュ削除法ですが、ここでは使用できません。
  • お使いのサーバーから削除した画像をこちらでも消去するよう希望する場合は、サイトに表示されているファイルへのダイレクトリンクを添えてご連絡ください。これらは、i0.wp.com、i1.wp.com、i2.wp.com または i3.wp.com で始まります。
Jetpackサポート

などなど。急に「あれ?」という気分になりませんか?

画像の差し替えを行って不要になった古い画像でも、CDNに保存された以上は簡単に削除できないってことですよね…。

削除依頼をしない場合、削除したつもりの画像が自分のあずかり知らぬ場所で、ずぅ~~~っと生きてるってことになります。

これはイタイなぁ…。

CDNそのものは便利ですが、制限がイヤで無効にしてしまうと、結果的にJetpackの必要ない機能を抱えることになってしまいます。

最後に…

いかがでしょう。

こうして見直してみると、Jetpackのオールラウンダーぶりは感心するばかりですが、実際には使い切れない機能が多いことも確かです。

サイトを重くする要因にもなっているようで、代替えの効く優れたプラグインが存在するなら思い切った判断も必要なのかもしれないです。

サーバーやテーマの違いや運営するサイトの特徴によって、機能の要/不要は違ってくると思います。また、使い勝手の良し悪しは人によって感じ方も様々です。

まずは自分の中の「なぜ」を整理して、無駄のないプラグインを選択したいものですね。

タイトルとURLをコピーしました