地図上の目的地にピンを刺す
「PowerPointアニメーション:地図上の目的地にピンを刺す(1)上から真っすぐ刺さる」では、アニメーション[スライドイン]を利用しました。
スライドインを使う場合、ピンが飛んでくる方向には[上から]以外に[右上から]や[左上から]などの選択肢がありますが、ピンは直線的に飛んできます。
今回は、カーブを描くような軌道で飛んでくるようにしてみました。
下準備
スライド上に地図とピンのイラストを配置しておきます。
地図やピンのイラストは、イラストダウンロードサイト【イラストAC】
などの素材サイトを利用すると良いでしょう。
弧を描くように飛んでくるピン
今回のアニメーションは「アニメーションの軌跡」を使います。
選択できる軌跡の中には「アーチ」があるので使えそうですが、実際に使ってみると、カーブの深さを調整するのが面倒でした。
カーブの角度を自由に調整するには、最初からフリー描画したほうが使いやすいため、「ユーザー設定」を使っていきます。
ピンのイラストを任意の位置に配置したら[アニメーション」タブに切り替えて、[アニメーション スタイル]の中から[ユーザー設定]を選択します。
キャンバスの外からピンが飛んでくるように見せるためには、軌跡のスタート地点をキャンバスの外にする必要があります。
そこで作業領域の表示倍率を縮小し、キャンバスの周りが見えるようにしましょう。
[ユーザー設定」を使ってフリーの軌跡を描く場合は、画面上をドラッグして軌跡を描きます。この際ダブルクリックするまでは連続した軌跡になるので、何回かに分けてドラッグすることもできますが、一気に描画したほうがキレイなカーブが描けます。
軌跡が描画できると、点線で軌跡が表示されます。
軌跡の両端に表示される矢印は、緑が図形が始まる場所を、赤は図形が終了する場所を表します。
軌跡を選択した時に表示される半透明の図形の周りに表示される枠は、通常のオブジェクトと同様のドラッグ操作で軌跡のサイズや位置を変更できます。
ピンの最終位置がピンの位置とずれている場合は、軌跡の位置を調整します。
なお、カーブの軌跡を書き換えたい場合は、再びアニメーションスタイルの[ユーザー設定]をクリックしてからキャンバス上をドラッグすれば、前の軌跡は上書きされます。
ピンの飛び方に勢いをつける
アニメーションの継続時間を「0.75~1秒」程度にすると、勢いよく飛んできます。
ピンがマップ上に刺さった瞬間に「ビョョ~ン!」と揺れる感じを表現する場合は、 こちら を参照してください。