ちょっと前のことですが、突然HDDが壊れました。それなりにバックアップはとってるつもりでしたが、不思議なことに「こんな時に限って…」という手付かずのデータが残っていました。
復旧サービスを使うのは初めてで、どこが安心か、どこが上手か、どこが安いか、、、散々迷いましたが、結果的に、壊れたHDDのメーカーで行ってる復旧サービスを利用しました。
どんな流れで行ったかを備忘録的に残しておくことにしました。
復旧サービス選び
最初は「諦める」「諦めない」で逡巡しましたが、後々「うぁ゛~~っ」となりそうな気がしたので、ダメもとで、復旧サービスに頼むことにしました。
まず心配なのは、次の2点。
- 本当に復旧するの?
- お高くないの?
なので、確実に扱い数(実績)が多いところで、明朗会計、きちんと見積もりがとれて、しかも無料で見積もってくれて、見積もり次第でGO!か否かを選択可能なサービスを探しました。
ちょっと贅沢を言ってるように見えるかもしれませんが、壊れているとはいえ大切なデータが入ってることに変わりないので、信頼できるかどうかをはかるには、これくらいは仕方ないかなぁと思いました。
でも、復旧サービスを請け負ってるところでは、意外と上記の条件を満たしている所も多かったので、私の条件は案外多くの人の共通の感覚のようです。
結果的には、壊れたHDDのメーカーに依頼することになりましたが、保証期間は過ぎていたので、その点の恩恵は受けられませんでした。
復旧サービス利用の流れ
ネットで受付をし、復旧対象の記録メディアを宅配便で送ることになりました。
診断結果は「軽度の論理障害」でした。
以下、復旧までの流れです。
- 1日目ネットでテータ復旧申請
- 数時間後申請受付メール受信
HDDは送付or持ち込みで受付可能。
送付先、持ち込み先の案内と、梱包内容の案内。 - 2日目宅急便で配送
元払いの宅急便で発送。
- 5日目HDD受け取りのメール受信
- 6日目診断結果&見積メール受信
診断:軽度の論理障害
- 当日復旧作業依頼
- 8日目復旧作業完了メール受信
土日を挟んで発送メールが送られてきた。
- 11日目発送完了メール受信
- 12日目復旧データ受領
壊れたHDD&復旧メディア(外付けHDD)
全てがメールでのやりとりでしたが、それなりにレスポンスは良いほうだと思います。
「復旧できたよ」「じゃあ送って!」のやりとりのあと、発送までに2日のタイムラグがあります。
これだけ見ると「何やってるんだよぉ~」とプンプンしちゃいますが、メーカーなので、しっかり土日は休むようです。タイムラインの8日目は、ちょうど金曜日でした。
急ぎの人にとっては長い2日間になるかもしれませんね。
あくまでも「軽度の論理障害」だったこちらの体験なので、ケースによってはさらに時間がかかる可能性があります。かかった日数などは参考程度にとどめてください。
料金について
私が依頼したメーカーでは、復旧サービスページに目安の金額が記載されていました。
いずれにしても、記録メディアの種類と状態によって費用は全く異なるので、まずは見積もりを出してもらうことが大切だと思います。
論理障害か、物理障害か、だけで倍近く値段が違うので、これはもう、賭けみたいなものでした。
祈るような気持ちで見積もりを待ちましたが、運よく(?)軽度の論理障害だったこともあり、同じ種類のメディアの中でも一番下の価格帯で済みました。
初めてのことなので半信半疑でもあり、戻ってくるまでは不安でいっぱいでした。
驚いたことは、復旧したデータを新しいHDDで送ってくれたことです。しかも、この費用は復旧代金に含まれているのです。
データが復旧すれば、当然何かに移して戻してくれることになりますが、もっと簡易的なメディアを想像してました。
依頼したところがHDDを作ってるメーカーなので、提供する側の負担は小さいのかもしれませんが、受け取る側としては新品のHDDが届くので、なんだか申し訳ないやらありがたいやら…。
痛い出費ではありましたが、新品記録メディア付きだと考えれば良心的だったなぁ~という感想です。