[ベクター塗りつぶしツール]を使って新しい図形を作る練習です。

公式のチュートリアル動画に、「ベクター塗りつぶしツール」の解説動画があります。その中の一部で、ベクター塗りつぶしを上手く活用して、新しい図形を作る場面が含まれていました。

ツールの使い方を覚えることと、活用のヒントになりそうなので、練習も兼ねて書き起こしてみました。

円筒を作ってみよう

今回作るのは、下図のような円筒図形です。

3つのシェイプ(図形)を骨組みに使って、[ベクター塗りつぶしツール]で着色します。

前準備

3つのシェイプを描画し、下図のように配置しておきます。

  • ドーナツ形シェイプ(2個)
  • 長方形シェイプ(1個)

塗りつぶす領域が分かりやすいように、シェイプの塗りつぶしは「なし」にします。

作成手順

  1. 準備した3つのシェイプを全て選択します。
  2. [ベクター塗りつぶしツール]を選択します。
  3. コンテキストツールバーで、挿入モードを[中間]にします。
  4. [カラー]パネルで塗りつぶしの色を選択し、下図を参考に(ブルーの部分)、円筒の側面領域をドラッグします。
  5. [カラー]パネル塗りつぶしの色を選択し、下図を参考に(緑の部分)、円筒の上面領域をドラッグします。
  6. [カラー]パネル塗りつぶしの色を選択し、下図を参考に(赤の部分)、円筒の中央(穴)領域をドラッグします。
  7. レイヤーパネルで不要なシェイプとカーブを選択し、削除します。
  8. [グラデーションツール]を使えば、シェイプごとにグラデーションを設定して、より立体感を出すことも可能です。
  9. 最後に3つの図形をグループ化して完成です。