デフォルトでは表示されていないパネルの中には、初心者こそどんどん使ったほうが良いと思える便利なパネルが隠れていたりするものです。

[アセットパネル]の存在と使い方を知ってから、まぁ~、はかどる、はかどる…

ぜひ活用してほしい機能です。

アセットパネルとは?

アセットパネルには、アイコンやパーツなど、様々な要素を保存しておくことができます

簡単に言ってしまえば「自分だけの素材置き場」という感じです。

ベクター形式の素材のほか、既存の画像でも置いておけます。

私の購入したAffinityDesigner2には、使い勝手の良いアイコンがデフォルトで保存されていました。

何度も利用するようなパーツをアセットパネルに保存しておけば、作成の手間を減らすことができます。

例えば、顔のパーツや、色違いのパーツを用意しておくといいかもしれませんね。とにかく、お好み次第に活用できます。

アセットパネルの使い方(基礎編)

便利なパネルだと思えるアセットパネルですが、デフォルトでは表示されていません

アセットパネルの表示/非表示

アセットパネル、ウィンドウメニューから、表示/非表示を切り替えられます。

[ウィンドウ]-[アセット]

編集中のドキュメントにアセットを挿入する方法

登録されたアセットは、アセットパネル内に表示されるサムネイルを、ドキュメント、またはアートボードにドラッグするだけで追加することができます。

アセットの変形

ドキュメントに挿入したアセットは、通常のオブジェクトと同様の変形が可能です。

  • サイズ変更
  • 回転
  • 傾斜
  • その他

レイヤー

ダブルクリックするとレイヤーパネルでレイヤーが展開します。

各レイヤーごとに編集が可能です。

部分的に移動したり、色を変えたりして大いに活用しましょう。

アセットパネルの使い方(応用編)

アセットパネルには、新しいカテゴリーを作成して自作のパーツを登録したり、整理することができます。

新しいカテゴリーの作成方法

  • アセットパネルの[パネル環境設定]をクリックし、[新規カテゴリを作成]をクリックします。
  • ダイアログで、カテゴリ名を入力します。

サブカテゴリーの作成方法

  • アセットをカテゴリに直接置くことはできず、サブカテゴリに入れる必要があります。そのため、新規カテゴリを作成すると、デフォルトの[アセット]のサブカテゴリが必ず作成されます。

例えば「人物」という大きなカテゴリーを作り、目、鼻、口、などのパーツごとに分けて管理したい場合などは、サブカテゴリーを作成して管理できます。

  • アセットパネルのプルダウンメニューで、メインのカテゴリを選択しておきます。
  • アセットパネルの[パネル環境設定]をクリックし、[サブカテゴリを作成]をクリックします。

メインカテゴリ内に新しいサブカテゴリが追加されます。

追加されたサブカテゴリの名前を変える場合は、サブカテゴリの横にあるをクリックし、[名前を変更]で変更します。

新しいアセットの登録

自作したパーツをアセットパネルに登録する方法は2通りあります。

登録方法その1

オブジェクト、またはグループを選択し、アセットパネルの該当カテゴリー内にドラッグします。

登録方法その2

オブジェクト、またはグループを選択し、アセットパネルのサブカテゴリのオプションメニューをクリックしたら、[選択から追加]を選択します。

アセットの名前変更と削除

アセットパネルに登録したアセットは、サムネイルを右クリックして表示されるメニューを使って、名前変更や削除ができます。