地味だけど、意外と使い勝手の良い「画像配置ツール」を活用して、ちょっとしたひと手間を減らしてみましょう。

画像配置ツールでストレス解消

画像配置ツールは、編集中のドキュメントに画像またはドキュメントを挿入するツールです。

「エクスプローラからドラッグすれば?」とか、思っちゃいますよね。

何が違うの?

私は既存の画像を使う場合、Windowsのエクスプローラで画像を検索した後で、AffinityDesignerの画面までドラッグで挿入してました。

それでも問題ない!

と言えるし、そうでもない…。

というのも、何度も使ってるうちに、

あぁ~、いちいちサイズを直すのが面倒クサイ!!」と不満を垂れるようになっていました。

ドキュメントサイズよりも大きな画像の場合、ドラッグ挿入では「ドドーンッ!」と大きいまま挿入されてしまいます。

ドラッグで直すにしろ変形パネルを使うにしろ、とにかく、このサイズ調整が、ちょっとしたストレスになったりします。

そこで活用できるのが、[配置ツール]です。

ファイルを挿入する位置とサイズをドラッグで調整できるので、「角はどこだ?」というような余計な手間を減らせます。

[画像配置ツール]の使い方

  • [配置ツール]をクリックします。
  • ポップアップダイアログでファイル選択し、[開く]をクリックします。
  • カーソルが挿入アイコン に変わったら、次のいずれかを行います。
    • デフォルトサイズのまま挿入する場合は、クリックします。
    • サイズを調整しながら配置したい場合は、ドラッグします。

Hint 1: ドキュメント中央に挿入する

スナップ機能をONにしておくと、カーソルを動かした時にドキュメントの中央位置がわかるようになっています。

縦中央=緑線、横中央=赤線

通常、ドラッグ始めの位置が画像の左上になりますが、Ctrl+ドラッグの場合は、画像の中央からサイズを拡大/縮小できます

そこで、カーソルを中央に置いて、Ctrlを押しながらドラッグすれば、ドキュメントの中央から画像を配置することができます。

Hint 2: 複数の画像を挿入する

複数ファイルを同時に挿入することも可能です。

その場合は、ポップアップダイアログでファイルを選択する時に、Ctrlキーを押しながらクリックして複数ファイルを選択し、[開く]をクリックします。

すると、編集画面に[配置]プレースホルダーが表示され、順次、または選択してから挿入できます。